ルート案内が思い通りにならない
設定で直せることは意外と多い
「新しいナビにしたら、やたら有料道路を案内してくる」——中古ナビを買われたお客様から、ときどきいただくご相談です。実はこれ、故障でも相性でもなく、設定でほぼ解決します。当店は全品を初期化してから発送しているため、お手元に届いた時点では工場出荷時の状態に戻っています。つまり、前の持ち主の好みではなくあなたの走り方に合わせて設定し直せる状態です。
01「有料ばかり案内される」の正体
カーナビは、目的地までの道を探索条件というルールに従って選びます。この条件が「有料道路優先」になっていれば、多少遠回りでも高速に乗せようとします。初期状態が「推奨」や「標準」になっている機種も多く、そこでは時間短縮が重視されるため、結果として有料道路が選ばれやすくなります。
つまりナビが間違っているのではなく、あなたの意図と設定がずれているだけということです。ここを合わせるだけで、日々のストレスがかなり減ります。
02まず見直す「探索条件」
多くの機種には、次のような選択肢が用意されています。名前は機種によって少しずつ違いますが、考え方は共通です。
- 推奨/標準——時間と距離のバランスを取った、いわば無難な設定
- 有料優先——高速道路や有料道路を積極的に使う
- 一般道優先——できるだけ有料道路を避ける
- 距離優先——走行距離が短くなる道を選ぶ(狭い道を通ることもあります)
近所の移動が中心なら「一般道優先」、長距離が多いなら「推奨」、といった具合に、ふだんの使い方に寄せておくのが基本です。旅行のときだけ切り替える、という使い分けもできます。
03案内の細かさと音量
意外と満足度に効くのが案内音声の細かさと音量です。細かく案内してほしい人と、静かに走りたい人では最適解が違います。交差点の手前で何度も喋るのが煩わしければ案内を控えめに、逆に道に不安があるなら詳しめに。音楽再生中に案内音声が入るときの音量バランスを調整できる機種もあります。
あわせて見ておきたいのが地図表示まわりの設定です。地図の向き(進行方向を上にするか、北を上にするか)や、昼夜で明るさを切り替える設定は、慣れると運転のしやすさが変わります。とくに地図の向きは好みが大きく分かれるところなので、初期設定のまま使わず、一度切り替えて試してみてください。数分の手間で毎日の見やすさが変わります。
04自宅登録とよく行く場所
初期化された状態から使い始めるなら、最初に自宅を登録しておくと、帰り道がワンタッチになります。よく行く場所をいくつか登録しておくのも同じ理屈で、毎回の入力が減ります。地味ですが、実際にいちばん効く設定かもしれません。取り付け直後にやっておきたい設定は「最初にやる設定5つ」にまとめています。
05設定を変えても解決しないとき
探索条件を変えても不自然な案内が続く場合、地図データの古さが原因のこともあります。新しく開通した道路が地図に入っていなければ、ナビはその道を選びようがありません。どこまで実害になるかは「地図が古いカーナビ、実際どこまで困る?」で正直に整理しました。
よくある質問
Q. 探索条件の設定はどこにありますか?
機種によってメニュー名が違いますが、「ルート設定」「探索条件」「案内設定」といった項目に入っていることが多いです。見つからない場合は取扱説明書の目次から探すのが確実です。
Q. 有料道路を避ける設定にしたのに高速に乗せられます。
目的地までの経路上でどうしても有料区間を通る必要がある場合や、一般道が通行止め等で選べない場合には有料道路が選ばれることがあります。また、案内開始後に条件を変えても再探索していないと反映されないことがあります。
Q. 毎回同じ道を通ってほしいのですが。
経由地を設定すると通りたい道を指定できます。走行履歴からよく通る道を学習する機能を持つ機種もありますので、取扱説明書で対応を確認してみてください。