カーナビのテレビ、映りが悪いときに見る場所
順番に潰せば原因はわかる
ブロックノイズが出る、すぐワンセグに切り替わる、特定のチャンネルだけ映らない——テレビの受信トラブルは、カーナビの相談の中でも特に多いテーマです。そして実は、チェックの順番さえ正しければ、原因の切り分けは難しくありません。お金のかからない順に見ていきましょう。
01まず「再スキャン」——タダで直る筆頭
最初に疑うべきは故障ではなくチャンネル設定です。地デジは地域ごとに放送局の周波数が違うため、設定が今いる地域と合っていないと映りません。
- 引っ越した・県をまたいで移動した
- 中古で買ったナビをそのまま使っている(前オーナーの地域設定が残っている)
心当たりがあれば、設定メニューからホームエリアの設定し直し・チャンネル再スキャンを実行してください。「中古カーナビが届いたら最初にやること5つ」でも触れた、費用ゼロで直る代表例です。
02次にフィルムアンテナ——枚数と状態
再スキャンで直らなければ、受信の入口であるフィルムアンテナを見ます。チェックポイントは2つです。
- 枚数——フルセグ機の多くは4アンテナ設計。取り付け時に2枚しか貼っていない、ケーブルが2本しか繋がっていない車は、そのぶん受信が不安定になります
- 状態——貼ってから年数が経ったフィルムは、導体の劣化や浮きで性能が落ちていることがあります
03ケーブルと端子——「挿さっているか」ではなく「奥まで挿さっているか」
アンテナケーブルはナビ本体の背面に4本(機種による)挿さっています。取り付けや載せ替えの後から映りが悪い場合は、端子の挿し込みが浅い・1本抜けていることを疑ってください。パネルを開けられる方は、電源を切ってから各端子を一度抜き、カチッと奥まで挿し直すだけで改善することがあります。作業に不安があれば無理せずお店へ(「取り付けはどこに頼む?」)。
04それでもダメなら「環境」か「本体」
ここまでで直らない場合、残る原因は2つです。
| 原因 | 見分け方 | 対処 |
|---|---|---|
| 電波環境 | 山間部・ビル陰・高架下など特定の場所でだけ悪化する | 正常な挙動。フルセグ⇔ワンセグの自動切替に任せるか、割り切る |
| チューナー・本体側 | 電波の強い市街地でも常に映らない、他の原因を全て潰した | 本体の故障の可能性。修理見積りと買い替えの比較を(「カーナビの寿命は何年?」) |
フルセグとワンセグの関係については「フルセグとワンセグの違い」で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 引っ越したらテレビが映らなくなった
チャンネル再スキャン(ホームエリア設定のやり直し)をしてください。地デジの周波数は地域ごとに違います。
Q. 走行中だけ映りが悪いのは故障?
移動で電波状況が変わるためで、ある程度は正常です。停車中も不安定ならアンテナやケーブルを疑ってください。
Q. フルセグとワンセグが勝手に切り替わるのを止めたい
多くの機種で「フルセグ固定」に設定できます。電波の弱い場所では映像が止まる点だけご了承を。