カーナビから音が出ない・小さいときのチェック順
壊れたと決めつける前に
「音が出ない=故障」と思われがちですが、当店の経験ではこの症状の大半は設定で説明がつきます。しかも「全部出ない」「案内だけ出ない」「片側だけ出ない」で原因はきれいに分かれます。症状別に、お金のかからない順で見ていきましょう。
01大前提——カーナビの音量は「1つじゃない」
最初に知っておきたいのは、カーナビが音楽・案内音声・ハンズフリー通話・操作音の音量を別々に持っていることです。「音楽は鳴るのに案内が聞こえない」「電話の声だけ小さい」は、ほぼこの別管理が原因。設定メニューの音量設定を開いて、項目ごとの音量を一度ぜんぶ眺めてみてください。これだけで解決する相談が本当に多いです。
02全部の音が出ない——ミュートとソースを疑う
- ミュート(消音)——音量キーの長押しや専用ボタンで、気づかずミュートになっていることがあります
- 音量がゼロ——ステアリングリモコンや同乗者の操作で下がっていた、という単純な話も
- ソースがオフ——オーディオソースが「OFF」の状態では当然音は出ません
ここまでで直らず、電源を入れ直しても無音なら、次の配線チェックへ進みます。
03片側・一部だけ出ない——バランスと配線
左右どちらか、前後どちらかだけ聞こえない場合は、まず音質設定のバランス(左右)/フェーダー(前後)を確認。設定が中央なのに鳴らないスピーカーがあるなら、そのスピーカーへの配線か、スピーカー自体の問題です。取り付け・載せ替えの直後なら、コネクタの挿し込み不足が定番です(「ナビ本体だけ交換できる話」)。
04音がこもる・小さい——「出ない」とは原因が別
音は出るが物足りない、という場合は故障ではなく調整の話です。ソースごとの音量差(Bluetoothだけ小さい等)はソース別レベル調整で、こもりはイコライザーで改善できます。設定の入口は「カーナビの音はまだ良くなる|音質設定入門」にまとめてあります。
05それでもダメなら本体——修理か、買い替えか
設定・配線を潰しても無音なら、本体のアンプ部などの故障が考えられます。年式の古い機種は修理費と中古相場が逆転しがちなので、見積りを取る前に「同型・後継機の中古がいくらか」を確認しておくと判断が早くなります(「カーナビの寿命は何年?」)。
よくある質問
Q. 音楽は鳴るのに案内音声だけ聞こえない
案内音量が別管理になっています。設定メニューの音量設定で「案内音量」を上げてください。
Q. 片側のスピーカーからしか音が出ない
バランス/フェーダー設定を確認し、中央でも直らなければ配線かスピーカーの問題です。
Q. Bluetoothの音楽だけ小さい
スマホ側の音量を上げ、ナビ側にソース別音量調整があれば揃えてください。